今回、語釈を引用した国語辞典は
『三省堂国語辞典 第七版 小型版』
はやし【林】
◇ 語釈
①たくさんの木が広く一面にはえている所。「雑木―・松―」
②同種のものが多く集まっている状態。「煙突の―・ことばの―」
◇ 解字
会意。木+木。木がならびたつさまから、はやしの意を表す。
◇ 語源説
①動詞「生やす」の連用形が名詞化したもの
②生えやすし
◇ 私見①
「生やす」は他動詞であるので、人為的に木を生やしたところ、もしくは、木を切らずに生やしておいたところが語源であると考えられる。
◇ その他
・万葉集において、林は「波也之」とも表記される。
・アイヌ語で森を “nitai” というが、”hayashitai” ともいう。
ふんわりとしたまとめ
林の語源は、生やし
(森の語源はこちら)
参考
- 暮らしのことば 新語源辞典
- 広漢和辞典
- 語源海
- 三省堂国語辞典 第七版 小型版
- 続・国語語源辞典
- 日本語源大辞典